先日アメリカの奴隷制度をテーマとして扱った映画をBS放送で見ました。 悲惨すぎて、2日
くらい落ち込み、アニメを見ても、お笑いを見ても心が晴れませんでした。 後味が悪すぎる。
映画館で見なくて良かったなあと、この一言は余計ですか? デビットリンチ監督のセブンくらい
後味の悪い映画でした。 毎日毎日拷問の連続、主人公は逃げ出すことが出来たのですが、他の
奴隷たち、特に死んだ方がましなのではと言うくらい、ひどい目に遭った少女が取り残されて、
救われなかったことが、後味の悪い原因です。
それはそうだわなあ。 実話なんだから、正義の味方が颯爽と現れて、極悪人を成敗してくれる
なんてことはないのでした。 日頃アニメやドラマで作り物の正義に飼い慣らされているんだなあ
と実感させられる作品でした。 カラーパープルも録画はしたものの、かわいそすぎて最後まで、
見ることが出来なかったものなあ。
アメリカでは未だに「KKK」の活動家が暗躍していると聞き、信じられない気持ちです。
本物の奴隷制度は、死ぬまで拷問が続く、死ぬまで解放されない。 先日ニュースになった、
ビハイアの自殺事案は「まさ」に本物の奴隷事案であったのだなあと思い知らされます。
お金の苦労 両親の愛情に恵まれない苦労 他にどんな苦労がありますか?
素晴らしい天賦の才能を持っていても、才能を磨く活動、努力を重ねなければ開花する事は難しい。
生まれてから、大人になるまで、甘やかされて、全てが満たされていたら、努力を重ねるという
活動は、起こりにくいかもしれない。
お金が無いハンディキャップ、親の愛情のハンディキャップなどいろいろなハンディキャップを
プラスの活動力に転換する、プラス思考と同時に、チャンスも与えられなければ、成功する為の
軌道に乗ることは出来ませんが、学習の自由、スキルを磨く自由、職業の自由がなければいけま
せんが、日本はまだ幸いそれらの自由は確保されている? ビハイアの事例などを見るとこの先
やばくなってきそうですか?
中国の皆様も14億の民衆を全て豊かにする為には、まだまだ儲けてもらわなければいけません。
指導部の批判さえしなければ、かろうじて、これらの自由は与えられていそうです。
農村部の開放は進んでいるのでしょうか?
文字の読み書きが出来ると処刑される
奴隷、植民地、封建社会を回顧して、そのような時代に逆行させようというムーブメントを起こ
す人々がおり、それらの人々は、貴族、皇族、武士、などは優秀な血筋であると言う主張をされ
ていますが、支配された民衆は「全くチャンスが与えられなかったから」才能を開花させる事が
出来なかったのでしょう。
なんとまあ長い時間何千年もの期間そういう時代が続いたのであります。
子供時代、お金に恵まれすぎる事のリスクはある
誘拐事件に巻き込まれる危険もあるし、潤沢な小遣いに悪い友達がお金ほしさに、群がってきて、
薬物依存、アルコール依存、ギャンブル依存などさまざまなリスクを招き寄せてしまいます。
思春期に歪んだ支配欲に目覚めてしまうと、悲惨な未来が待ち受けています。
もちろん世の中の全てがそうではありません。 苦労や努力は必須で、甘やかしは悲惨な未来が
待ち受けると言うのが、全てではありませんが。
自分探しでご苦労なさったはずなのに、狂ってしまったヒトラーの事例などあります。
ここは格差でご苦労されている子供たちにエールを送る場所ですから、ある意味偏った意見を
述べています。
筆者は、生きていたくないと強く思うほどの、肉体的、精神的な激しい虐待を幸運にも生き延び
る事が出来ました。 虐待の実母が家を出て行った事が、命拾いの幸運だったのですが、あの
苦しい8年間と比較すると、その後の人生において苦しいことなど全くなく、正に天国に暮す
ような安楽な状態です。 この先訪れる、死の苦しみが、幼少期8年間の苦しみと比べて、
どのようなものになるかは、未知数ですが。
かといって、虐待を正当化するつもりは全くありません。 人間の魂に取って、過負荷なスト
レスに過ぎないのですから、ない方がいいに決まっている。
甘やかされすぎても、魂が堕落する。 強大な権力に安住しても魂は堕落する。
あんばい、がたいへん難しく、全く答えの出ない命題ではありますが、世界中のハンディキャ
ップを抱えた子供たちに、心からエールを送らずにおれません。